「実現したい未来」を発信すれば、そこに「人の流れとマーケット」が生まれるんじゃねーか?という仮説。
最近、「今後の社会はこうなっていくんじゃない?」という類の、予測系エントリを投稿することが増えてきた。
ぶっちゃけると未来のことなんてわからないし、「本当にこの内容で投稿していいのかな」と迷うこともある。今現在の暮らしにフォーカスしていかなければ、上を見ているだけでは発展していかない。
だけど、やがてくる「未来」を考えるのって、すごく楽しい行為なんだよね。そして実現したい未来を発信していけば、そこに人の流れとマーケットが生まれ、協力者やお金が集まってくるんじゃないか、と思っている。今回はそんなおはなし。
先に爆弾を投げてしまう
人によって、様々な暮らしのつくりかたがあると思う。とにかく自分の興味範囲に手を出していく方法もあれば、論理的に「こういう未来を実現したいから、現在の行動はこうすべきだ」という人もいる。
ぼくの場合は前者で、とにかく「未来なんかわからねぇし、やったるぞ!」とがむしゃらに進むタイプ。現在進行形で取り組んでいる「自転車日本一周の旅」なんかはその典型ですな。
実現可能性とか、将来はどうするとか、そんなことは一切考えていなかった。悩む時間がもったいないなと思った。
でも旅を通して、ぼんやりとだけど「こういう未来があったら、面白いんじゃないか?」と思うようになった。
それは現在の自分に実現は難しいけれど、今後の時間を費やしてでもやっていきたいこと。
それを実現するためには、仲間や協力してくれる人が必要。手元にある資本量が圧倒的に足りない。だから、先に爆弾を投げてしまう。「俺はこういう未来が面白いんじゃねーかと思ってる!」と。読んだことないけど、ワンピースみたいなもんかな。
必要な資本が集まってくる
爆弾を投げると、つまり「自分が実現したい世界観」を発信すると、それに共感してくれた人が集まってくる。
ブログで発信するならば、オンライン上にコミュニティができる。その「世界観」に触れたいという人が定期的に見に来てくれる。
やがてコミュニティが発展すると、「じゃあオフライン上でも集まろう!」という流れができる。現実の空間で人の流れができて、そこに「マーケット」が生まれる。
マーケットが生まれれば、「この情報がほしい」とか「そのコミュニティに参加したい」などのニーズが生まれ、やりようによっては協力者が増えたり、お金の取引が生まれるかもしれない。
先日、こんな内容の記事を書いたけど、普通に考えれば「放置された山」なんて利用価値がない。
林業で木を直接売っても大したお金にならないし、むしろコストの方が高くつくんだそう。木を加工して物販をするにも、同じようにコストばかりが高くつく。需要も少ない。どうしよう。
で、ぼくはここで上述した仮説を引っ張ってくる。「このブログを起点にコミュニティをつくって、面白いことをやっていけばいいんじゃないか?」と。
ブログ上でコミュニティを作るのは、相当大変だと思います。一朝一夕で実現できる話ではないし、ずっと質の高いアウトプットをしていなきゃいけない。
1年やそこらでは、実現しないのだろうなと。今年中にはこの山に訪れるので、矛盾しているんですが、それぐらい難しいのだろうなと思います。
でも不可能な話というわけではないし、実際にブログ上にコミュニティをつくっちゃってる人もいますよね。ぼくの場合はお金のためにコミュニティをつくるのではなくて、「より面白いもの」を生み出していくために、コミュニティをつくりたいんですけどね。
なんとなくだけど、これから必要なテクニックなような気はします。より自力で生きていかないといけない社会では、「実現したい未来」を発信することと、それによって「必要な資本を獲得する」必要があるんじゃねーかと。
さいごに
仮説を立てたので、具体論を考えつつ実行していこうと思いますが、必要なのは「マーケティング」というツールだと思います。
誰に対して「実現したい未来」の話をするのか。(ターゲティング)ターゲットとする人たちには、具体的にどういうニーズが、いくつあるのか。(セグメンテーション)様々なブログやメディアがあるなかで、自分は「どの方向」に進めていくのか。(ポジショニング)
それにしても、ブログって本当にいいツールですね。誰でも自分の意見を発信できる。それも、ほとんどコストをかけずに始めることができる。素晴らしい時代に生まれたなと思います。
ブログサービスというオープンプラットフォームと、低コストで世界中の人に情報を届けられるインターネットがない時代は、自分の意見を大衆にさらすことなんてできなかったですもんね。本当にいい時代に生まれた。 / “自己表現の手段の一つで…” https://t.co/2785F5Orfu
— よねすけ⚓︎地域と旅人を繋ぐプロジェクト (@yonesukez) January 15, 2016
それでは。