知ってる?粘土って「鉛筆・入れ歯安定剤・医薬品」にまで使われてるんだってよ!すげぇ!
出典:http://www.con-quest.tv/070/02.php
どうも、絶賛自転車日本一周中のよねすけ(@yonesukez)です。
いきなりですが、本日のお題は「粘土」についてです。先日、親の土木仕事の手伝いにいったのですが、土を掘り返したときに「粘土」が出土したので、興奮して持ち帰り色々調べたんですよ。
すると、粘土ってどうやら陶器だけでなく、鉛筆・入れ歯安定剤・医薬品・化粧品・プラスチックetc...と様々な手段で使用されてるらしいじゃありませんか!!!
粘土の多様さを知って、大変興奮しました!今回は、この興奮のまま「粘土ってマジすげぇ!」というところをお伝えしたいと思います。
粘土とは一体なんなのか。
「粘土とは、一体なんなのか」。大変哲学的な問いですが、まず利用する用途として「油粘土・紙粘土」等の創作用としての粘土と、自然に出土する「粘土」の二つに大別されます。
現代では、前者の創作用粘土のほうが圧倒的に目につく機会が多いですよね。子どもの頃から紙粘土・油粘土で遊んだ人は多いはず。ただもう一方の天然の粘土には、ろくろでも回さなければ触れる機会さえありません。
粘土といえば、まず思いつくのは「陶器」ですね。身の回りにいつも存在しているし、日本の歴史から見ても縄文土器を始めとして、昔から明確な用途を持って作成・使用されており、自分たちの生活にいかに密着してきたかは想像に難くありません。
僕は一度だけ陶器を自作したことがありますが、それ以降は触れることすらありませんでした。また、その粘土ですら加工しやすいように様々な粘土を配合しているらしいので、純粋な粘土などお目にかかったことすらありませんでした。
それが、偶然にも両親の仕事の付き添いで「純粋な天然の粘土」を発見してしまったために、興奮して飛びつき持って帰ってしまいました。そもそも自分たちの身の回りには大量の粘土が存在しているはずですが、工業化・都市化により土に触れる機会すら失われているわけですね。
さてさて、そんな「粘土」の歴史について調べたところ、下記の素晴らしい粘土に関するWEBサイトの存在を知ってしまい、夜な夜な読みふけることになりましたとさ・・・。
粘土って、身の回りにいっぱい存在するらしいぞ!
このサイトによれば、粘土は日常のあらゆる用途で使用されているらしいです。
例えば、冒頭で紹介した「鉛筆」!鉛筆の芯って単一の素材で作られていると思ったけど、黒鉛と粘土が配合されて作られているんだとか。
ホントか!?と思って調べてみたところ・・・。
まず芯は、黒鉛を湯と混ぜ、不純物を沈殿させる。粘土も同様にして不純物を取り除く。粘土は主原料を固結させるために用いるが、砂が少なくて、粒子が微細なものが要求される。いずれも絞って水分を除いたのち、2つをあわせ、水を混ぜてこね合わせる。比率は硬さによって異なるが、硬さがHBである場合はおよそ7:3の割合で黒鉛が多い。この後に長く延ばして乾かす。現代の断面が円い芯は、芯押し機で細い穴から押し出す方式がとられる。次にこの生芯を焼き上げる。焼く時間は粘土の性質によってことなる。焼きあがった芯は油などに入れられる。これは主になめらかに書けるようにするためである。油加工といい、その芯を油芯という。
出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/鉛筆#.E8.A3.BD.E9.80.A0.E6.B3.95
(※)引用文の書体変更は当サイトによるもの
マジですやん!堂々と鉛筆に粘土が使用されているとは。もしかして、知らなかったのは僕だけでしょうか?(笑)
さらにさらに、「入れ歯安定剤」でも粘土が使用されているという。ただし、明確に「粘土配合」なんて書くとみんな買わなくなっちゃうので、粘土の成分の総称である「ベントナイト配合」と書かれているのだとか。
ベントナイト(英: bentonite[1])は、モンモリロナイトを主成分とする粘土の総称。工業、建設業で幅広く利用される。
そして、実際に「入れ歯安定剤」の成分を調べてみると。
ポリデント ベントナイト配合 総入れ歯安定剤 40g 【3セット】
べ・・・「ベントナイト」って書かれてる!!!実際に粘土が入っとる!!!
といっても、驚くなかれ、です。
粘土は水を吸収する・口に入れても害がない・圧力をかけて変形させても元の形に戻らない・砂よりも細かい微粒子であるなどの特徴を備えており、食品や医薬品にも利用されている例もあります。
その結果、オムツや化粧品、石鹸まで粘土が使用されており、いかに人間の生活に粘土が密着しているのかと再認識せざるを得ません。
女性には有名な石鹸である「どろあわわ」にも、粘土(ベントナイト)が使用されています。まぁ、「どろ」ですから当然といえば当然ですね。
縄文時代より人間の生活を支えてきた「粘土」ですが、現代にもその特性は惜しみなく発揮されており、土に触れることのなくなった現代人も気づかぬうちに利用しているわけですね。
身近で採れる粘土。身の回りに常にある粘土。しかし、とても近づきがたくなった粘土。僕も粘土の素晴らしさをほとんど知りませんでしたが、この機会にもう一度日の目に当ててあげてもいいのではないか?と今回の体験を通じて思いました。まぁ、実際に日光に当てたらカチカチに固まってしまいますが。
本気で陶芸やりたい!
というわけで、人生で初めて粘土を触ったことで興味を持ち、調べると僕たちの生活の根幹を支えてくれることがわかりました。
この際、もっと粘土のことを知りたい。粘土と本気で対峙してみたい。いっそのこと、粘土で新しい医薬品や食品を開発したい。投資したい。と思うようになりました。粘土はその可能性すら秘めているわけですよ。
そして、近いうちに「陶芸」に再び挑戦してみたい!ぜひ、粘土を採取するところからやってみたいです。どなたか、日本一周中の若造を受け入れてくれる心優しい方はおりませんでしょうか・・・。
一連の流れを通して、「死ぬまでに達成したい100のリスト」に粘土に関する項目が加わることになりました。
いやはや、粘土の未来が楽しみすぎる。素晴らしい体験をさせてもらいました。粘土よ、ありがとう!!!!!