よねすけ、隣に突撃するってよ。

新しい世界を求めて、いざ突撃せん。

日本一周の旅をしていて何よりも楽しいことは、全国各地に友人ができてゆくこと。

どうも、絶賛自転車日本一周中のよねすけ(@yonesukez)です。

つい最近、久しぶりに日本一周の旅を再開したけれど、全国を周りながら思ったことがあった。それは、「日本一周の旅をしていて一番楽しいのは、全国各地に友人ができてゆく」ということ。

旅には、目的によって様々な種類があると思っていて、観光地を巡る旅もあれば、人を訪ねてゆく旅もある。これは一見同じ見えるけど、全く別物。自分には後者のほうが記憶に残るし、何より会いたい人を訪ねるという行為がすごく楽しい。というおはなし。

日本各地に友人ができてゆく

日本一周をするとき、大体の人がおおまかな目的地を設定せずに「とりあえず県庁を全て回る」「全ての都道府県を回る」というザックリとしたレベルで決めると思うのだけど、まずは「全国に散らばった友人たちを訪ねる」ことになると思う。

目的地がないので、久しぶりにあの場所に住む友人に会いに行く。まずこの時点で楽しい。日本一周をしているだけで人に話しかけられることがあるけど、これは受け身の姿勢だ。受け身で自然の出会いを待つという方法も楽しいのだけど、主体的に動くこともまた楽しい。

そして、訪ねた友人に周辺の地域の人を紹介してもらうことで、さらに地域でのつながりが増える。この瞬間がすごく楽しい。例え薄いつながりであっても、その場その場で地域に根を下ろした人たちと話ができる。旅人にとって、これほど至福に感じる瞬間はないと思う。

 

もちろん、偶然の出会いから友人ができることもある。日本一周看板を下げていると声をかけてくれる人はたくさんいるし、はたまたご飯をご馳走してもらったり、家で寝泊まりさせてくれる人もいる。

この繋がりを、できれば一期一会の出会いで終わらせたくはない。今はインターネットが自由に使える時代だから、相手がSNSを使っていれば、少なくとも数年間は繋がっていられる。相手の住所さえ知っていれば、手紙を送ることもできる。

あの時、あの場所にいなければ繋がれなかった出会いであり、「これは本当に偶然なのか?」と思ってしまうような出会い方をするケースも結構多い。奇跡に近いようなもので、例え薄い関係性であっても繋がっていたいと思う。

来たよ!の二度目がある

「各地に友人ができる」というケースは、もちろん海外旅行の場合でもあてはまる。ホームステイをすれば、その場所と周辺とのつながりができて、帰国したあとも連絡のやりとりをし続けるだろう。はたまた、同じゲストハウスに泊まったという縁で仲良くなることもあると思う。

海外と日本の出会いで異なる点は、物理的な距離の差だと思う。日本では友人ができても、「また会いに来たよー!」という二度目の出会いがある。気軽に会いに行くことができる。一方で海外は単純に距離が遠すぎて、気軽に会いにいくことができない。

お世話になった家から離れて旅を再開するとき、出来るだけ感動的な別れ方はしたくないなと思っている。お涙頂戴の別れ方は好きじゃない。せっかく出来たつながりを、自ら絶ってしまう行為に見える。

だから、必ず「また来ます!」という一言を添えてから別れることにしている。それが現実的に叶うのかどうかは神様にしかわからないが、その繋がりを絶ちたくない。

 

明日の出会いを楽しみに、今の出会いを噛みしめつつ。

 

やっぱり、観光地を訪ねる旅よりも、人を訪ねてゆく旅のほうが楽しいな。

旅を終えたあと、観光地の記憶は思い出せないが会った人の記憶は覚えてる、という典型的な事例があるけど、まさにあれだ。昔に訪ねた観光地の光景はあまり思い出せないが、会った人の顔は思い出せる。

誰もがネットに接続できるようになり、全ての人が観光地の情報や写真にアクセスできるようになった時代、大事なのは一人一人のもとを訪ねてゆく旅なのだと思う。

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おわりに

「この県は○○さんの場所だ!」「あの県は、○○さんだ!」と日本地図なんかを見ながら妄想できるのは、とても幸せなことだと思う。

ぜひ、これから日本一周に向かわれる皆さんは、「人と出会いをつくる」という意味で旅をされることをオススメします。どんな形で旅をしていてもいいけれど、きっと良縁に恵まれるはず。何より楽しい。

 

それでは。