よねすけ、隣に突撃するってよ。

新しい世界を求めて、いざ突撃せん。

まだ「定住」して消耗してるの?時代は「自転車で移動しながらテント生活」ですよ!!!

なぜ人は「定住」するのか?それは昔であれば雨風をしのぐため、外敵から身を守るため、現代であれば社会的な要素が大きいですよね。住所不定だと困ること多いし。

しかしながら、自分は「定住」という概念がすでに時代遅れだと思うんです。なぜわざわざ人間は「住居」を持ちたがるのか?必要性を感じこそすれ、掘り下げて議論されることはない。そんなところに一石投じたい。

今回は、「自転車日本一周の旅」をしながら新しい生き方を模索しているぼくが、「自転車で移動しながらのテント生活がいかに素晴らしいか」をイケハヤ氏のテンプレをお借りしてまとめてみました。ガンガン煽るよ。

「住居は無駄なのでは?」という発想

なぜこのような発想に至ったかと申しますと、「住居ってそれほど重要か?」という疑問をテント生活を通して感じたところから始まってるんですよ。

社会で働いている人のなかには、深夜まで残業をして勤めていらっしゃる方もいます。また、就労後に副業や社会的な活動であちこちを飛び回っている人もいるはず。

そうやってアクティブに動く方にとっては、家は「寝る場所」でしかないわけです。テント生活をすでにしている僕から見れば、これは「無駄」にしか見えません。一度、滞在時間辺りの経費を計算してみてください。仰天するんじゃないでしょうか。

 

そうやって社会的な活動に励まれている方に、僕は「テント」という新しい武器を与えたい。

この「テント」さえあれば、好きなときに好きなところで就寝することができます。最近の高級テントは非常にコンパクトなものもあるので、普段常用しているカバンに気軽に入れておくことができる。

ついでに、家に収納しきれない邪魔なものは断捨離してしまう。本当は、それほど荷物を溜め込まなくとも生きていけるはずです。これで一石二鳥ですね!

 

参考記事:【サバイバル】日本一周の旅で使用する、テント・キャンプ道具を紹介します。 | リアルマインクラフトの旅

 

これで荷物の所有量も激減し、いつでも衣食住に必要なものを持ち運べるようになりました。素晴らしいですね。

さて人間というもの、このような非常に気楽に移動できる状態になると、旅をしたくなってしまいます。これだけ荷物が軽量になったのだから、これは逃れられない摂理。

ここはインターネットを活用しながら仕事をしてしまいましょう!どうやって稼ぐのかは具体的には知りませんが、まぁなんとかなるのでしょう。これで、いつでもどこでも旅をしながら収入を得て、衣食住をコンパクトに持ち運べるようになりました。やったね!

布団とお風呂を崇拝するようになる

そうやってあちこちの場所をテントで寝ながら移動するようになると、無性に「布団」と「お風呂」が欲しくなってきます。そりゃ今まで文明的な住居で生活していた人が、原始的(?)なテントで寝るようになったのですから当たり前です。

すると、たまに入るお風呂や、たまに使用するお布団を崇拝するようになります。「お風呂とはこんなに気持ちよかったのか・・・!」とか、「お布団はこんなにふかふかで暖かいものだったのか・・・!」とか。

一種の欠損状態に陥ると、それが手に入ったときに言葉では表現できない喜びに浸ることができるみたいですね。面白い。

坂爪さんもおっしゃっていますが、大変共感いたします。普段は当たり前に存在するお風呂やお布団があるだけで幸せ、という状態になります。

日常の幸せを噛み締められるというのは誠に素晴らしいことだと思いますが、そう思っていられるのもつかの間。「住居」を手に入れると、1週間もすれば元の状態に戻ってしまうので、人間としての限界を感じざるを得ません。

究極のエコ

普段はテント生活をして、さらには自転車で日本各地を移動してしまえば、これはもう「究極的なエコ」にもつながるわけです。

布団の謳い文句なんかで「快適な就寝環境を」なんて謳っていますが、極論凍死しなければOKなわけですよね。とりあえずね。

そして日本各地を自転車で移動してみた感じ、1000km圏内くらいなら特に不快にならずとも移動できることがわかりました。東京〜大阪間ぐらいの出張なら、いっそ経費を削減する目的で自転車で移動してしまえばいいのではないでしょうか。

 

現在の車社会の一部が自転車によって代替されるだけでも相当なエコになりますよ。ガソリンは自身のエネルギーなので、有毒ガスを排出するでもなし。地域のものを食べれば地産地消にも繋がる。

部屋に閉じこもっている時は、特に冬場は思わず暖房を利用したくなります。動いていないと寒いですからね。

それが自転車に乗ると、移動中は自身が運動している状態ですから、それはもうポカポカに過ごすことができるんですよ。つまり暖房要らず。これほどエコな話はないでしょう。

外で食べる米が美味すぎる

最後にもう一つだけ。このブログを読んでくださっている人の中には、毎日高級な料理を食べてらっしゃるという方もいるでしょうか。

テント生活を始めると、特に自転車で移動している場合は米が重くて持ち運べないことが多い。なので、日本一周の旅を開始して数ヶ月間は日本人であるにも関わらず、一切米を口にしない生活をしておりました。

それが、ある時親切な方にお米をいただいたことがきっかけで、久しぶりにお米を食べれることになったんです。

 

日本人のアイデンティティの核である「お米」を数ヶ月ぶりに食べれるということで、それはもう歓喜して準備しましたよ。

毎日野宿生活なので、炊飯器などというものはありません。アウトドア用のコッヘルで炊き始めます。

最高の米を作ってやろうと、美味しい飯盒炊飯の方法を徹底的に調べました。どの程度お米を洗い、どの程度お米を水に浸しておけばいいか。どの程度の分量の水でどのような行程で炊くのか、何分間強火で何分間弱火なのか、そして出来上がったら何分間蒸せばいいのか。徹底的に調べました。

そして、満を時して完成したピカピカのお米。あまりにも久しぶりすぎて、もう「お米の味そのままを食べたい!!!」ということで、一切おかずと一緒に食べることをせず、3合ほどのお米を全てそのまま食べてしまいました。

これがもう、どれほど美味しかったことか!!!それまで高頻度ではないものの、比較的高級な料理をいただいたこともあります。確かにそれらの料理も品があり美味しかったですよ。

でも、このお米には残念ながら勝ることはありませんでした。旅に出る前はなんども食べていたはずなのに、久しぶりに食べるお米と、そして野外でテントを張りながら食べるというシュチュエーションが相まって、言葉にできないほどの味でした。

おわりに

記事を書き始めたときは「今の暮らしに自転車やテント生活を取り入れればカオスになるじゃね」というテイストだったんですが、最終的にはただの自転車日本一周の話になってしまいました。

他の人の生き方を批判するつもりはないのですが、自転車やテント生活で生きるという選択肢もまた、新鮮で楽しいものです。でも、世間一般的には「危なくないの?」とか、「しんどくないの!?」とか、そういう認識がほとんどみたいですけどね。

やってみると価値観変わるので、「面白そう」と思ったらチャレンジしてみてください。悩んでいる暇はない!

 

というわけで以上、自転車で移動しながらテント生活をする素晴らしさの紹介でした。

ぼくも2月から、実家のある兵庫県から九州へ向けて自転車で進みつつ、テント生活を再開します。面白いことになりそうなので、ぜひ定期的に見に来てくだされば嬉しいです。

 

それでは!